英語を話すときと日本語を話すときの「キャラ」は同じ?

ハロウィーン女の子

言語を身につけるということは、言語がもつカルチャーを理解し、
それに合わせた言動ができるようになるということ。
(カルチャーというのは、そこに住んでいる人たちの考え方、行動、人と人との関係性のこと。:英語を効果的に勉強する:1を参照。)

それは言語ごとに別の人格をもつことと言えるのかもしれない。(何も二重人格とか三重人格になるとか、そういうことではない。)

私がどれだけ英語が話せるようになったとしても、
根底にあるのは自分の母国語である日本語のカルチャーの中で20年以上かけて培われてきた、”日本人としての私”であり、
それはこれから先、たとえ何年何十年”日本ではない国”で生活したとしても、
日本のカルチャーを忘れることはない、というかできないだろうと思う。

だから、言語を身につけるということは、
言語がもつカルチャーに合わせて自分を微調整するというか、
言語に合わせて少しずつ違うキャラ(性格)を持つこと、
と言えるんじゃないだろうか。
英語の“キャラクター”を身につけるということ。

★★★★★

「カナダにいようが日本人と英語で話すのは気持ち悪い、照れくさい」と言う日本人がいる一方で、
「相手が日本人でも、自分は英語が話せるようになりたくてカナダに来たのだから英語でしか話したくない」という人もおり、
私の友達の一人が後者だったので、いつも英語で話していた。

でもその友達と知り合って大分経ってから初めて日本語で話したとき、
日本語を話すときと英語を話すときでは、「感じが違う!」と思ったことがある。

声の調子(英語だと少し低くなる?)も違えば、英語では話したことがないようなこと(出身大学とか)を話した、というのもあるかもしれないが、
その子の違う一面を見た、という気がした。

そしてその友達から「Coco何か英語で話すときと感じが違うね。英語の方がとっつきやすいっていうか。。英語の方が喋るね?」
と言われた。(まあ私はもともと多弁な方ではないので、それも時と場合、気分にもよるが。)

カナディアンの友達何人かからも“Cocoはフレンドリーだね。”と言われたことがあるのだが、
私はそんなことカナダに行くまで言われたこと一度もなかった。

★★★★★

日本語を話すときには、日本語のカルチャーの中で考えたり行動し、
英語を話すときには、英語のカルチャーの中で考えたり行動すること。


日本語では礼儀正しくあること(polite)が最重要だが、英語ではフレンドリーであること(friendly)の方がより重要。(friendlyとpolite 2つの文化の違い)

私にとっては英語を話すときには日本語のときよりフレンドリーなキャラになるのは、
そう難しくはなかったようだ。

でも全てが全て、スムーズにできるようになったわけでは決してない。

中でも難しかったことの一つは、カナダで生活していながら、日本のmen first(男性優位)カルチャーの中で考えたり行動することを止めること


バンクーバーで私がまだ英語のレッスンを個人で受けていた頃、既にここには何度も書いているが、私は年配のカナダ人男性からセクハラを受けたことがある。(カナダでセクハラを撃退した話。を参照。)

私は恥ずかしながらそれがセクハラだったのだとは気がつかず、レッスンの時に先生に何気なくその話をしたところ指摘をされて初めて気がついた。

そして先生がセクハラにどう対応すべきか、してくれたアドバイスの中で、
”Cocoがその男性と知り合うきっかけになった講演会の主催者に知らせるべき”だと言われた。

私はその主催者は男性だというのを知っていたから、
”え・・・。主催者に知らせるべきなの? でもその人男の人だから、あんまり真剣には受け取ってくれないかもしれないし、講演会の外で起こったことを連絡されても迷惑かもしれないし、食事に行ったのは私が決めて行ったことなんだから私が悪いって言われそう・・・。
それに変な目で見られたり、変なうわさ立てられても困るし・・・。”(←これが本音。)
と言った。

私は当時それが男性の、一般的なセクハラへの反応だと思っていたから。(http://cocolifeinvancouver.blog.fc2.com/blog-entry-348.html" target="_blank" title="日本人がカナダで一番セクハラを受ける理由。;つづき">日本人がカナダで一番セクハラを受ける理由。;つづき)

すると先生は
”No! 
それは完全にCocoは日本でセクハラを受けたときのことを考えてるよ。
Coco、ここはカナダだよ。
その主催者が男性だからとかは関係ないよ。これはその人に報告するべきことだよ。Cocoが思うようなことには絶対ならないから。”
と言うのである。

私は、それを聞いてハッとした。

私はカナダでは日本よりずっと女性の権利が重視されることを知っていたとは言え、
いざ問題が起こってみると、日本のカルチャーの中での人々の考え方と対応の仕方しか思いつかなかった。。。


先生に言われて、私はその主催者にメールを書くことにしたのだが、そのメールの文面も先生が随分アドバイスをしてくれた。
家に持って帰って、自分でも文章を練り直し、先生にも一応送ってチェックしてもらい、夜メールを送った。

次の日。
メールを確認すると、朝の7時だかに返事が来ている。

読んでみると、

”Cocoへ。知らせてくれてありがとう。それは重大な問題だし、そんなことがあったなんて本当に残念に思います。
少し対応を考えさせてください。今仕事に行く前なのだけれど、あなたのメールを見て取り急ぎ返信しました。
とにかく連絡してくれてありがとう。
またメールします。”


・・・先生が言っていた通り、主催者は男性だけれども、私の味方なんだ・・・

私はすごくほっとしたのを覚えている。


その日もレッスンがあったので、そのことを早速先生に報告すると、
”いいね、思ったとおりの返事だ。” 
と、
そして私たちはその日、セクハラをしてきた男性への対応の続きについてもさらに話をした。



セクハラを受けたことは今でも思い返すとムカムカするが、
期せずして日本とカナダのカルチャーの違いを身をもって経験する機会になった。

それによって自分が長年慣れ親しんできた(それ故、men firstだと気づくことすらなかった)私の「女性が持つ権利」に対する考え方がガラッと変わった。

★★★★★

英語のカルチャーを経験すれば経験するほど、
自分の行動の仕方や考え方が変わる。
行動の仕方や考え方が変わるから、キャラも変わる。

でもいくら教科書を読んでも、参考書を読んでも、
英語のカルチャーを学ぶことも、経験することもできない・・・。


着物で写真を撮るときには、正面を見据え、両足を揃えて両手でバッグを提げて立ち、
ドレスで写真を撮るときには、片手を腰にあて、片足を少し曲げて肩から腰の部分にかけて曲線を出す。
写真に現れた、日本と西洋の「文化の違い」。

服装によってポーズが変わるように、
言語によってキャラも違ってくる。

それが今の私にとっては”自然”である。


<関連エントリ:マンガに見る日本のカルチャー



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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリ終了後好奇心でTOEICを受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのブログとインスタとツイッター
    →ブログ:My life
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

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