海外に行けば自動的に英語が話せるようになる、のか?

日本で生まれて日本で育った私が、まだ幼稚園にも通う前の小さな子どもだった頃。

日本語が話せるようになるために単語の書き取りをしたり、文法書を読んだり、ましてや宿題をしたりなんて、
私は一度もしたことがない。

そんなことをしようなんて考えもしなかったし、親も親戚も、誰も私にそんなことさせようなんてしなかったし、
そもそも幼稚園に通う前の私は字を読むことも一切できなかった。


私は特別日本語を”勉強”したわけではないけれど、
でも幼稚園に入る頃には既に日本語が話せるようになっていた。


「日本語が話せるようになるのは大変だった。難しかった。」なんて、もちろん一度も思ったことがない。


人間というのは、どこの国で生まれようが、両親が誰であろうが、本人のアタマが良かろうが悪かろうが、
誰もが同じステップを”経験”することによって、言葉を身につけていく。


私がバンクーバーで個人で英語を教えている先生から学んだことは、
自分が First language(最初の言語;私にとっては母国語である日本語)を”身につけた”ときに辿ったのと同じステップを、Second language(2つめの言語;私にとっては英語)を学習するときにも同じように辿れば、

外国語が「話せるようになる」のも別に難しいことなんかではない、ということである。


★★★★★


(以前の私を含め)多くの日本人留学生が、海外に行って”英語のため”にすることといえば、

「これまで日本で散々やってきたこと」=「別にわざわざ海外に行かなくても日本で十分できること」。

つまり、 英単語や文法・イディオムの暗記・暗記・暗記・・・! である。


けどいくら単語を覚えても、文法を覚えてもイディオムを覚えても、

英語学校のテストで良い点が取れても、

そこに英語のカルチャーがない限りは、

「英語が話せている」とは、言えない。



日本の学校で英語を勉強(=暗記)し、
海外でも語学学校に通って英語を勉強(=暗記)して、
”単語や文法の知識”をいくら増やしたところで、

いざ海外で”想定外”のことが起こったら、
どうしたら/何と言ったらいいのか、
もうまったくわからない。

どうしたらいいのかわからないので(以前の私のように)思考が停止して相手のペースに巻き込まれるか、愛想笑いでごまかすくらいの対応しかできない。

・・・それでは意味がないのである。



英語が話せるようになるということは、

英単語や文法の知識をどれだけ持っているかということではなく、

「英語のカルチャーの中で」どう考えたり行動すればよいのかがわかる、ということなのだから。


★★★★★


カナダ人はフレンドリーで大らかである、とよく言われる。

たしかに一般的なイメージとしてそれは間違ってはいないと思うけれど、

当たり前だけれどカナダ人/カナダに住んでいる人の中にも色んな人がいて、

カナダ人の女性(というか多くの場合、白人の女性)には絶対にしない(できない)ようなことを、アジア人の女性には平気でする輩も、存在する。


カナダで(いや、カナダに限らずおそらく世界のどこの国でもだが)、
日本人女性は「いつも静かでおとなしくて、男性に逆らわない」というイメージを持たれている。

そういう男性にとってものすごく都合の良いイメージから、日本人女性に対するセクハラ/痴漢に繋がる場面を何度も見たり聞いたりしているし、
自分でも実際に経験した。(カナダでセクハラを撃退した話。を参照。)


なぜ日本人女性がセクハラや痴漢に遭う確率が高いのか。

私はそれにはやはり日本と海外のカルチャーの違い、

具体的には、日本の自己主張を良しとしない/衝突をできるだけ避けようとするカルチャーや、
Men first(Ladies first:レディーファーストの真逆)のカルチャーが関係していると思う。

それに加えて、日本製成人映画の影響ももちろんある。(海外で「日本人女性が人気」、な理由。を参照。)



だからとくに女性は、海外でも日本にいる時と同じように考えたり行動していると、
思わぬトラブルに巻き込まれたり、イヤな思いをすることになる確率が高いのだけれど、
でもそういうことが海外に渡ろうとする日本人に知らされることは、ほとんどない。


★★★★★


私が個人で英語を習っていた先生の生徒のうちの一人で、韓国人の女性が、
スーパーで中年男性からいきなり"Do you wanna make a boyfriend?"(彼氏が欲しいか?)と言われた(http://cocolifeinvancouver.blog.fc2.com/blog-entry-205.html" target="_blank" title="痴漢男もカルチャーで撃退。">痴漢男もカルチャーで撃退。を参照)という話を、カナダ人の友達にしたことがあるのだけれど、

それについて彼ら(つまり一人ではなく数人が)言った言葉は、

”もしその男がカナダ人女性に同じことを言ったとしたら、引っ叩かれてるかもね” である。



・・・英語を何年何十年勉強(=暗記)したところで、

英語のカルチャーを身につけない限り、

引っ叩くどころか、言い返すことすらできるようにはならないと、私は自分の経験からも断言する。



海外に行って、日本的な考え方も行動も、カナダ的な考え方や行動に自動的に変わればよいけれど、

でも実際はそうそう簡単には変わらない。



英単語や文法をいくら暗記しても、英語が「話せる」ようにはならない。

カナダで生活していながら、その国の言語=英語が話せず、母国の考え方や行動からも抜け出せない。

英語が話せないから、余計にアジア人の留学生同士でつるむことになり、結果ますます母国の考え方や行動から抜け出せなくなってしまう。


残念ながら、

英単語や文法をいくら暗記しても

世界には、自分が生れ育った国で通用する”ルール”とはまったく違う”ルール”(=カルチャー)が存在する

ということには、気がつけない。



<関連エントリ:
日本人がカナダで一番セクハラを受ける理由。
英語圏の国で英語のカルチャーを知らずに暮らす、弊害。
英語がわからず"Sorry"と言ってしまう・・惨めだった気持ち。
カナダ現地人がもつ、「アジア人留学生の印象」とは?



*お知らせ*

私がバンクーバーで英語を習っていた先生が、2月22~28日まで日本に滞在し、レッスンをしていました。

2月の日本でのレッスンでの生徒さんとの写真を頂いたのでご紹介します。(掲載の許可を頂いています。)
先生2月-3



2014年2月から、先生と直接会ってのレッスンだけでなく、SKypeを使ったレッスンも始まっています。


***

さらに2月にレッスンを受けられた方からメールを頂いたのでご紹介します。(掲載の許可を頂いています。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Cocoさん、以前に連絡しましたToshiです。今日で2回目のレッスンが終わり、話すテクニックや文法などを教えてもらいました。話すテクニックはある程度理解しTextで使えるようになってきてます。
先生から教わった文法は...まだ理解するに至ってません。全く文法の理解がないから、腑に落ちる感覚がないな~と思いながら戸惑うこともあります。中には、mattから文法を教わり、泣く子もいるなんて本人が言ってました。そんな感覚味わってみたいな~、そんな日くるかな~と思いつつ、2回目で理解したことはパターンがあるような、ないような位の理解ですが、Mattと僕の間ではこれを『定食』と読んでます。早くこの定食が理解できればと思ってます。今後はMattとスカイプレッスンを継続していく予定です。

~~~~~~~東京都 Toshiさんより~~~~~~~~~~~

Toshiさんメールありがとうございました。




◆前回までの先生の日本でのレッスンの様子はこちらの過去エントリをご覧ください。

コメント

Re: 初めまして

由香利さんへ

初めまして。
コメントありがとうございます。

メールをお送りさせて頂きました。

Coco

Re: タイトルなし

ゆきさんへ

ご連絡ありがとうございます。

新しいアドレスの方にもお返事をお送りさせて頂いています。

よろしくお願いします。

Coco

Re: レッスンについて

yukiさんへ

はじめまして。

コメントありがとうございます。

メールをお送りさせていただきました。

Coco
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プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリ終了後好奇心でTOEICを受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのブログとインスタとツイッター
    →ブログ:My life
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

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