ESLで英語を勉強してもネイティブとは会話が続かなかった理由。

ESLで英語を学ぶということは、映画館で映画を観ているようなものだった。


前回の記事、カナダワーホリを終えて今、海外旅行する時の一番の楽しみ。 で「オーストラリアに2年住んでいたが未だに英語に自信がない」という私の友達は、多くの人がするように、オーストラリアで語学学校(ESL)に通っていた。

私もカナダのバンクーバーでワーホリをしていた時にESLには通ったことがあるから、なぜ彼女がESLに通っても、2年も英語圏の国に住んでも、英語に自信がついていないのか、その理由がよくわかる。

自分がバンクーバーで経験した限りにおいて、学校で英語を習うということは、映画館で映画を観ているようなものだった。
建物の中に入って、座って、映画を観て、終わったら、出る。
どんなに映画に熱中していても、映画(非現実の世界)が終われば、現実の世界に戻される。
そして時間が経てば、その映画のとくに印象的だった部分を除き、大部分は忘れてしまう。

語学学校(ESL)も同じで、建物の中に入って、座って、授業を聞いて、終了のチャイムが鳴ったら学校を出るのだが、
その建物の中では、自分と同じように英語を勉強している留学生同士、そして”留学生の英語”に慣れている学校の先生となら会話ができても、学校から一歩外に出ると途端にネイティブスピーカーが何を話しているのかわからないし、自分が英語で話そうとしても理解してもらえない。
「学校の中(非現実)では英語で会話できても、現実の世界では通用しない」という、歴然とした事実がそこにはあった。

映画館でただ映画を観ているだけで英語が話せるようになったりしないように、
教室にただ座って授業の大半を黙って過ごしているだけで英語が話せるようになることなど、ない。

時間やお金を使ってワーホリ/留学しても英語が話せるようになっていない人、英語に自信がなくネイティブとは話せない人がたくさんいるというのは、
日本にいる人にはあまり知られていない、ワーホリ/留学の大きな問題だと思うのだけれど、なぜかこの問題はずっと放置されたままである。

いや、放置されていると言うか、まずそれが問題だと認識もされていないかもしれない。

「ワーホリ/留学したからって話せるようになるなんて考えは甘かった・・」
と、当のワーホリメーカーや留学生自身が、
語学学校(ESL)に通って英語を勉強し、お金と時間を使って海外で生活して、
それなのに英語が話せるようになっていないという状況に、ギモンを持っていなかったりする。

私がバンクーバーのESLで受けた「スピーキングを伸ばすための授業」の中身は・・・


すでにここに何度も書いてきたとおり、
時間やお金を使ってワーホリ/留学しても、海外の語学学校(ESL)で受ける授業は、日本の学校の英語の授業と変わらない。

椅子に座って、クラスメイトと一緒に先生の話を聞いて、教科書を読んだり問題集を解き、授業中に習ったことをどれだけ覚えたかをテストされる。

クラスメイトが10~15人もいる集団授業だから、1回の授業時間が60分だとして、10~15人で割れば1人が発言できる時間は、理論的には4~6分だが、結局は授業の大半は先生が喋っているから、実際にはそれ以下になる。

私が経験した限り、海外のESLと日本の学校の英語の授業で違うことは、授業が日本語ではなく英語で進むこと、
それくらいだった。

もちろん、語学学校(ESL)には日本の学校ではあまり力を入れない「スピーキング」を伸ばすと謳う授業があるかもしれない。

では私がバンクーバーのESLの「スピーキングクラス」で受けた授業の内容はどういうものだったかというと、
教科書に載っている英会話の例文や、もしくは教科書の例文を参考に、あるテーマや状況に沿った会話をクラスメイトとペアになって考え(つまりロールプレイング)、その会話の文章を暗記し、皆の前で発表すること、だった。

この”発表”がテストを兼ねていて、後ろに立っている先生が生徒の発表を聞きながら紙に書いてあるチェック項目(例えば発音の明瞭さとか、授業で習った単語をどれだけ使っていたか、など)に沿って評価して、授業の最後にその紙を手渡された。

暗記した英会話の例文を、皆の前で発表する。
これが「スピーキングのテスト」、だった。

しかし普通、テストのために暗記したことというのは、テストが終わったら大半を忘れてしまう。
同様に、「スピーキングテスト」のために暗記した英会話の例文は、テストが終わったら、やっぱり忘れた。

そもそもまず考えてみてほしいのだが、生身の人間と会話をする時に、教科書に書いてある通りに会話が進むことなど、ありえない。

現実の、リアルな会話は、いくら前もって英会話の例文や表現を暗記したところで、相手の出方次第で全然使えないのである。

バンクーバーでの「映画館」と「自動車の生産工場」での経験。


今思うに、私がバンクーバーでESLを卒業しても自分が英語を話せているとは到底思えず、その後受けるようになったマンツーマンの英語のレッスンは、映画館では決してなく、例えれば自動車の生産工場のようであった。

どういうことかというと、「まず最初のステップで車体のフレームを取り付け→2番目にタイヤ→3番目でエンジン→4番目で内装→5番目に車体を付け、完成!」という風に、
ゴール(自信を持って英語を話せる状態)にたどり着くために学ぶべき項目が具体的に決まっていて、それを一つ一つマスターしていった。

レッスンでは終わりの見えない暗記はなければ、教材もないし、宿題もなく、筆記用具すら使わなかった。

だからレッスンを受けている間は、「明日は何を学べるのだろう?」と楽しみだったし、レッスンを受け始めて1週間後、2週間後、3週間後・・と、3ヶ月で全てのレッスンを終えるまでに、自分だけでなく、周囲の人から”英語が変わった”、もしくは初めて会う人から"あなたの英語、日本人の英語っぽくない”と褒められたりもするようになっていき、少しずつ自信をつけていくことができた。
英語を効果的に勉強するを参照。)


<ステップ1>
英語の文化(考え方や価値観、行動、人と人との関係性のこと)。
まず始めに、英語の文化に沿った自然な英語を話し、自然な振る舞い方をするための「英語のフレーム(枠組み)」を習った。
それまでは、例えば"Hello!"と言いながらお辞儀をするなど、発する言葉と文化がチグハグであった。英語には挨拶するときに握手やハグをする文化はあっても、お辞儀をするという文化はない。

<ステップ2>
次に言語音楽(アクセントや発音・イントネーションなど)。
これによって、それまではESLのクラスメイトや、留学生の英語に慣れているESLの先生としか話が続かなかったのが、相手がネイティブであろうが非ネイティブであろうが相手が誰でも、どこに行っても英語で話ができるはずと思えるようになった。

<ステップ3>
そしてスピーチスキル/話し方の技術(世界中のどの言語にも共通して存在しているが、教科書にも書いていないし、学校や親から教えられることもない。成長する中で自然に学び、いつの間にか私たちが口を開く時には意識することなくいつも使っている話し方。例えばwell/ええと・・ といった話し方)。
スピーチスキルは接続詞や感動詞などではなく、日本語と同じように英語でも自分の考えや気持ち、自分のキャラを表現するための、13種類の技術(スキル)である。
これが使えるようになると、それまで英語を話す時は一気に子どもになったような気がしていたのが、日本語を話す時と同じように英語を話す時でも大人の自分を感じられるようになった。
英語を話す時に詰まったり言い間違えたり、変な間ができるのも怖くなくなり、「英語を話すのが恥ずかしい・怖い・間違えたらどうしよう・・」という不安から、「もっともっと話したい、使いたい!」と思うようになった。

<ステップ4>
それから文法を、暗記ではなく「技術(テクニック)」を使って、習った。
パズルが、ピースを正しく組み合わせていくことで一つの絵が完成させられるように、英語の文法も、時制や動詞の形、原型かbe+ingかなどによって、ピタッと意味が決まる、だから意味を迷わなくなるというのが、私には衝撃だった。
日本語を話している時に日本語の文法のことなど考えないのと同様、英語を話している時も文法のことを考えずに話すことができるようになり、英語を読んでいてもネイティブの話を聞いていても、一瞬で意味が理解できるようになった。

<ステップ5>
最後、5番目に単語を、これも「技術(テクニック)」を使って、習った。
レッスンの時に、先生から"Cocoは日本語の単語はいくつ知っているの? ・・自分が日本語の単語をいくつ覚えているかなんて考えたこともしないのに、何で英単語は何個覚えたかを気にするの?”(覚えた英単語の数=スピーキング力?を参照。)
と尋ねられたくらい、それまでは英語の勉強とはほぼイコールで英単語の暗記だと思っていた私であったが、単語を「技術(テクニック)」を使うことで効率的に覚える方法を学んだ。

こうして、3ヶ月で、英語の全ての「学ぶべき項目」、「単語と文法だけではない、英語の全体像」を習得した。

今はっきり分かる、「映画館」と「自動車の生産工場」の違い。


バンクーバーで3ヶ月受けていたマンツーマンの英語のレッスン(以下、レッスン)と、同じ3ヶ月をかけて通ったESL(語学学校)とを比べて、違っていたのは、
まず
・ESLで習ったことは現実の世界では通用しなかったが、レッスンで習ったことは現実の世界でも、相手がネイティブであろうが非ネイティブであろうが通用した
ということである。

そして何より、
・ESLに通っていた時は、いくら勉強しても英語が話せるようになるためにはどうすればよいのかが具体的には分からなかったし、エージェントの人には「3ヶ月で足りないと思ったら延長すればいいんですよ」と言われていて、
ではこのまま延長していくとして学校(英語の勉強)を果たしていつ終えられるのか?も、まるで分からなかった。

分からないから、話せるようになるかどうかはその人の頭の良し悪しや才能、もしくは運不運に左右されるような曖昧なものに感じられた(「英語が話せる」ということと「学校の成績」の、関係?)し、「自分には一生かかっても話せるようにはならないのではないか・・」と絶望的な気持ちになることもよくあった。

ESLでは無遅刻無欠席で授業を受けて、放課後や週末も図書館で勉強したりして、自分としてはかなり努力しているつもりだったのだが、だからといって英語が日々上達しているという感覚はなかった。

でもレッスンでは、英語が話せるようになるためにはどうしたらよいのか、それぞれのステップ毎にいくつの技術を学ぶ必要があるのかを、具体的に見せてもらえた。
だから「終わりが見えない」ということには一度もならなかったし、3ヶ月のレッスンが終わったら、英語の勉強も自動的にそこで終わりになった。
カナダにいる間は、日々の生活の中で英語を伸ばしていけたし、帰国してからも英語をとくに勉強していないけれど、それでとくに英語を忘れるということもない。


もしも英語が、暗記という方法だけでマスターするものだったら、よほど記憶力が良くて頭のいい、ごくごく一部分の人にしかマスターできないことになる。

私がバンクーバーで受けていたレッスンでは、
暗記という人それぞれの能力に頼った学び方ではなく、
「英語はとにかくガンバって勉強するしかない!」といった努力や精神論でもなく、
具体的で論理的な技術(テクニック/スキル)を使って英語を学ぶことができた。

だからこそ、英語を単なる「知識」としてではなく、習ったその場から理解して実際に使うことができ、3ヶ月という短い期間で英語に自信をもつことができたのだと思う。
そしてそれは、もし私にできたのなら、誰にでもできることだと、確信を持って言える。





***お知らせ***
私がバンクーバーでワーホリ中に受けていた、「暗記なし・教科書なし・宿題なし・筆記用具すらなし」で学ぶ英語のレッスンの、オンライン(Skype)説明会が、毎週開催されます。時間は毎日曜日の午前10時スタートです。


説明会では、私が受けていたレッスン(英語を効果的に勉強する)についてはもちろん、
王道のワーホリをせずに、カナダで英語を使って働いたり、旅行したり、自由に生活している日本人の生徒さんの例や、
・海外での仕事の見つけ方
・海外で現地の友達を作る方法
・日本にいる間から英語に自信をつける方法
などなど、ワーホリや留学を考えている方に役立つ情報が聞けます。

私がレッスンを受けていた時は、先生が1人で教えておられ、受けられる場所もバンクーバーだけでしたが、
現在はフィリピンやオーストラリア、それにSkypeを使って世界中どこでも、もちろん日本でも受けられるようになっています。

説明会には日本人カウンセラーのJunさんも参加されますし、バンクーバーでレッスンを受けられた日本人の生徒さんも参加されます。先生も日本語が話せるので、英語に自信がない方も問題なくご参加頂けます。
現在の英語のレベルはまったく関係ありません。(むしろ、今までの勉強で習ってきたことは、忘れて下さい。)



オンライン説明会への参加を希望される方、私がカナダ・バンクーバーで受けていたマンツーマンの英語のレッスンにご興味がある方、留学やワーホリを考えておられる方は、コメント欄か、画面右下に表示されるメッセージ欄か、LINEからご連絡ください。

LINEはstop_study_speak_engで検索頂き、
・ローマ字でお名前
・メールアドレス
を明記の上ご連絡下さい。

レッスンにご興味がある方、留学やワーホリを考えておられる方は、先生と現在バンクーバー滞在2年目で現在はカウンセラーをされている日本人の元生徒さん(Junさん)から、オンラインで無料カウンセリングも受けられます。
Junさんが更新しておられるfacebookページはこちら→YCDI "Let's Speak English"


*ご連絡いただいた後の流れは以下となります。

1.無料カウンセリングのための事前アンケートをお送りします。同時に、ご連絡先も伺います。
2.アンケートの回答をいただきましたら、先生と日本人カウンセラーのJunさんに頂いたアンケートとご連絡先を転送します。
3.先生とJunさんからコンタクトがあります。
4.オンライン説明会にご参加できます。私がバンクーバーで受けていたマンツーマンの英語レッスンをバンクーバーで修了され、現在英語環境で働きながらワーホリを楽しんでおられる、日本人の元生徒さんともSkypeでお話できます。




    *お役にたちましたら、ポチッと応援↓いただけると、大変嬉しいデス♪*
クリックの数によって、順位が上がっていく仕組みです。(いつも応援ありがとうございます)
 ブログランキング・にほんブログ村へ
 
関連記事

コメント

非公開コメント

プロフィール

Coco

Author:Coco
カナダ・バンクーバーで2012年ワーホリを経験。日本で何年勉強してもカナダで語学学校に通っても英語が話せなかったのに、その後「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で英語を学び、3ヶ月ほどで英語が話せるようになりました。
(ワーホリ終了後好奇心でTOEICを受けたところ970点でした)

帰国後の現在は都内企業で英語を使って働いています。

カナダでワーホリ中は始め語学学校に通っていたのですが、3ヶ月経っても英語が話せているとは思えず、かなり悩んでいました。
でもその後、知人から聞いて、日本の学校教育とも英会話スクールとも、海外の語学学校とも違う、
「暗記ナシ・教材ナシ・宿題ナシ・筆記用具もナシ」の方法で英語を学ぶようになりました。

すると今度は同じ3ヶ月で、現地の人とも臆することなく英語で会話できるだけでなく、英語が「自然」だと言われたり、「日本人の英語っぽくないから日本人だとは思わなかった」と言われたりするようにもなっていました。

英語を暗記しても話せるようになるのは難しい。
逆に、勉強方法を変えたら英語が話せるようになるのは簡単です。

私がブログに書いている自分の経験、とくに英語の勉強方法については、「英語を暗記しなくていいなんてアリエナイ」とのメッセージを頂いたこともあります。

「英語を暗記しない」・「英語は簡単」など、"常識"と反対のことを言っていますのでそう思われる方もいて当然だと思います。

でもそう言う方に是非お聞きしたいのですが、
「散々英語を暗記してきて、今、英語が話せるようになっていますか???」

***
・このまま勉強を続けたところで英語が話せている自分が想像できない
・留学やワーホリを考えているが英語が話せないまま海外に行って本当に大丈夫なのか?
と思っている方。

私もバンクーバーで英語を個人で学ぶようになるまで同じ疑問や不安を持っていました。

「暗記ナシ・教材ナシ・宿題もナシ」の、今までとは違う英語の勉強方法に興味がある方、英語を使って海外で仕事にボランティアに旅行に友達作り・・現地で自分が本当に望むワーホリ&留学がしたい方はご連絡ください。

◆ワーホリの王道(日本人が経験する「ワーホリの王道パターン」とは。)を行かないために、私がバンクーバーで受けていた英語を「暗記ナシ・教科書ナシ・宿題もナシ」の方法で学んだユニークな英語レッスンについてはこちら→
  • 英語を効果的に勉強する
  • 【動画で説明】一般的な英語学習の問題点。なぜ母国語を習得するのは簡単で、外国語を習得するのは難しいのか。

  • ◆レッスンは現在カナダだけでなくフィリピンやオーストラリア、日本でも受講できます。
    ◆オンライン(Skype)レッスンもあります。
    ◆レッスンを1ヶ月フィリピンで受けられ、現在カナダでワーホリ中のAmiさんのブログとインスタとツイッター
    →ブログ:My life
    →いつも同じガイドブックじゃつまらない。AmiさんのInstagram
    →英語や現地の日々奮闘している生活情報。AmiさんのTwitter

    キーワード別記事

    検索フォーム

    かうんたー

    ブログランキング

    ぶろぐえんとり

    blogramで人気ブログを分析

    らんきんぐ